レンジフードの表面やフィルターは拭いている。でも、中のファンは一度も外したことがない。そういうお宅がほとんどです。何年くらいなら大丈夫なのか、放っておくとどうなるのか、業者に頼めば何年ものでも落ちるのか。現場で見てきた年数別の実態を、そのままお話しします。
結論から言うと、2年でも中は汚れています。13年で「外れるんですね」と驚かれ、15年を超えると油で固まってファンが外れないことがあり、28年で初めて開けたお宅もありました。何年ものでも洗えますが、年数が長いほど時間がかかり、想定外も増えます。
この記事では、川崎市でハウスクリーニング店を営む私・田中次郎が、年数別に何が起きるか、外れないファンをどうするか、そしてレンジフードの汚れがエアコンにまで及ぶ理由をお話しします。

年数別に、現場で起きていること
2年:まだ軽い。でも中は一度も見ていない
住み始めて2年のお宅で、エアコン2台とレンジフードをご依頼いただいたことがあります。「自分でやるのは大変。フードの中は一回もしたことがない」とのこと。2年なら油はまだ柔らかく、ファンをつけ置きしている間にほかの作業ができるほどスムーズです。このくらいで一度洗っておくと、そのあとがずっと楽になります。
12〜13年:「そこって、外れるんですね」
新築から住んで13年。表面は掃除しているけれど中のファンは触ったことがない、というお宅で、ファンを外した瞬間に「そこって、外れるんですね!」「うわぁ、汚れてる!」と驚かれました。作業後は「うわぁ、ピカピカ!」。汚れていた分だけ、変化が大きい現場です。
住んで12年、食べ盛りの男の子3人でお料理の多いお宅では、レンジフード・浴室・トイレに12年分の生活の積み重ねがあり、「この汚れ、落ちるんですね。あきらめていました」と奥様に言っていただきました。10年を超えると、日々のお手入れをしていても年数分の油は残ります。
15年以上:固まって、外れない
エアコンもレンジフードも15年以上お掃除していないというお宅では、どちらも油で固まって全然外れませんでした。どちらも大変な作業でしたが、お客様がユーモアのある方で、対話しながら楽しく進められました。10年単位で掃除できていなかったレンジフードは、油がぎっちり詰まっていて、強力な洗剤をかけてなじませて拭き取る、を何度も繰り返し、道具も洗剤も養生材もこれでもかと投入しました。
28年:「ここはやらないもの」だと思っていた
大田区の戸建てで、28年で初めてレンジフードを開けたお宅があります。「ここはやらないもの。うわっ、すごいわね」。現役時代のお仕事の話を伺いながら、楽しく作業させていただきました。28年でも洗えます。ただ、時間はかかります。

外れないファンは、どうするのか
油で固まったファンは、無理に力をかけると部品や塗装を傷めます。実際に、ファンが外れない、塗装が取れているなど想定外が重なって、キッチンとレンジフードにたっぷり5時間かかった現場があります。私は、洗剤とお湯で油を柔らかくしてから外す、外れないときは付けたまま洗える範囲を洗う、という順番で対応します。壊してまで外すことはしません。
素材にも注意がいります。ステンレス素材の高級タイプは、一発で仕上げないと拭きムラが出ます。ご両親が20年住んでいたというお宅のキッチンは、きれいに見えても、作業をすると何度も拭かないと仕上がらない素材でした。
レンジフードの汚れは、エアコンにも届いている
あまり知られていないことをひとつ。リビングのエアコンは、レンジフードで取りきれなかった油を吸っていることが多く、油でホコリが付きやすくなります。先ほどの12年のお宅でも、エアコンからバケツ2杯いっぱいの汚水が出ました。レンジフードとリビングのエアコンは、セットで考えると効率がいい場所です。
タバコを吸うお宅では、油にヤニが重なってさらに手強くなります。その話はヤニで真っ茶色になったエアコンの記事に書きました。
頼むなら、大掃除シーズンの前に
12月は大掃除シーズンで、窓・レンジフード・キッチンのご依頼が集中します。11月下旬から繁忙期の忙しさになり、日程の選択肢が減ります。年末にきれいなキッチンで迎えたい方は、10月から11月前半のうちにご相談いただくと、希望の日程を取りやすいです。
毎年頼んでいるお宅は汚れが軽く、作業が見た目より順調に進みます。私自身、毎年大晦日に自宅のレンジフードを洗いますが、毎年やっていてもカバーの内側は意外と汚れていて、お湯がたちまち茶色になります。1年でそれだけ溜まる場所です。
料金と、予約のときに伝えてほしいこと
レンジフードクリーニングは1回14,300円(税込)です。キッチン(五徳・天板・シンク)とあわせてご依頼いただく場合は、複数箇所の割引でご案内します。料金はシーズンや近隣の相場などにより予告なく変わることがありますので、最新の金額はかんたん見積りでご確認ください。作業内容はレンジフードクリーニングのページにまとめています。
- 住んでからの年数と、中のファンを最後に洗った時期(「一度もない」で大丈夫です)
- レンジフードの外観の写真。可能なら、フィルターを外した中の写真
- タバコを吸う部屋かどうか。準備する洗剤と時間の見込みが変わります
よくあるご質問
10年以上ファンを洗っていないレンジフードでも、クリーニングできますか?
できます。13年、15年、28年のお宅を洗った実例があります。年数が長いほど油が固まって時間がかかり、ファンが外れないこともあります。その場合は油を柔らかくしてから外し、それでも外れなければ壊さずに洗える範囲を洗います。
作業時間はどのくらいですか?
汚れの程度によります。2年ならつけ置きの間にほかの作業ができるほどですが、15年以上でファンが固まっている場合や、キッチンとあわせて5時間かかった現場もあります。写真を送っていただければ目安をお伝えします。
どのくらいの頻度で洗えばいいですか?
私は自宅を毎年洗っていますが、それでも1年でカバーの内側にお湯が茶色くなるほどの油が溜まります。お料理の多いご家庭は年1回、少ないご家庭でも2〜3年に1回が目安です。毎年頼んでいるお宅は汚れが軽く、作業も早く終わります。
部品を壊されることはありませんか?
油で固まったファンに無理な力はかけません。塗装が取れかけている、ファンが外れないなどの想定外があった場合は、作業を進める前にお伝えします。万一の場合の考え方はキャンセル規定・免責事項をご覧ください。
年末に頼めますか?
お受けしていますが、12月は大掃除シーズンでレンジフードのご依頼が集中し、11月下旬から日程の選択肢が減ります。10月から11月前半のご相談がおすすめです。
まとめ
レンジフードのファンは、2年でも汚れ、13年で驚かれ、15年を超えると固まって外れないことがあり、28年でも洗えます。年数が長いほど時間がかかり、想定外も増える。だから、壊してまで外すことはしませんし、想定外は作業前にお伝えします。「中を見たことがない」なら、大掃除シーズンの前に一度ご相談ください。
実際の現場の写真は水回りの施工事例まとめに、五徳やシンクの話はキッチンクリーニングのページにまとめています。
Talk to meのレンジフードクリーニングとは
見積りのお返事から当日の作業まで、代表の私・田中次郎がひとりで伺います。料金と作業の中身はレンジフードクリーニングのページに、台数やメニューを選ぶとその場で金額が分かるかんたん見積りもご用意しています。
まずはご相談ください
「何年も開けていないけど大丈夫?」という段階のご相談で構いません。レンジフードの写真を1枚添えていただければ、私が見てお答えします。かんたん見積りから、お気軽にどうぞ。
