42歳で営業マンから掃除人へ。浴室掃除から始まった修業の2年間

浴室の鏡を青いゴム手袋の手でスポンジ洗いしている。横にシャワーと水栓が見える

こんにちは。ハウスクリーニングのトークトゥミー、代表の田中次郎です。お客様から「なんでこの仕事を始めたんですか?」とよく聞かれるので、このコラムでは、僕が掃除人になるまでの話を正直に書いてみます。

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20年間、営業マンでした

大学を卒業してから20年間、ずっと営業職で数字を追いかけてきました。住宅メーカーや小売など複数の会社を経験しましたが、正直に言うと、期待される成果を出しきれない時期が続きました。転職を重ね、最後は紹介先の人事の方に「履歴書が汚れすぎていて、うちでは採用できません」とはっきり言われました。

そこまで言われて、ようやく腹が決まりました。自分で起業しよう。42歳のときです。

なぜ「掃除」だったのか

飲食も考えました。不動産のアドバイザーも少しやってみました。でも、どれも自分の強みと市場が噛み合いませんでした。そんな中で思い当たったのが掃除です。

父がきれい好きで、掃除は子どもの頃から身近でした。サラリーマン時代に店長をしていた店では、売上に悩んだとき「商売の基本は掃除にある」という先人の言葉を素直に信じて、開店前の1時間、毎日店を磨きました。3年続けて、掃除は完全に習慣になっていました。

週6日、1日8〜10時間の現場仕事です。最初の1週間は、疲れているのに筋肉痛で眠れませんでした。言われた通りにやってもきれいに仕上がらず、時間もかかる。年下の先輩に「センスないんじゃないですか」と言われて、「いつか見てろよ」と心の中でつぶやいた日もあります。

それでも逃げ道はありません。この道で成功しないと次はない。何を言われてもぶれることはありませんでした。

半年で、身体が覚えた

入社して半年経った頃、ふっと筋肉痛がなくなりました。手順を頭で考えなくても身体が動くようになり、仕上がりが目に見えてきれいになっていきました。

家具のない空室の洋室。フローリングに窓からの光が差し込んでいる
空室清掃を一人で仕上げられるようになった頃、自信がつきました

1年を過ぎると、お客様である不動産会社さんから名指しで評価をいただけるようになりました。ワンルームや1LDKの空室清掃を、一人で1日かけて仕上げられる技術とスピード。ようやく、職人としての自分に自信が持てるようになったのです。

この2年間の修業が、今のトークトゥミーの土台です。いま僕が「全作業を自分で施工します」と言い切れるのは、この時期に浴室から一つずつ、身体で覚えたからです。

次回は、独立してから口コミ3,000件をいただくまでの話を書きます。

エアコン・水回りのクリーニングは、その場で金額がわかります

このコラムは、代表・田中次郎がnoteに連載している「掃除人 次郎店長」をもとに再構成したものです。もっと細かい話は noteの連載 でほぼ毎日書いています。

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この記事を書いた人

株式会社Talk to me(トークトゥミー)代表。2017年の独立から9年、川崎・横浜・東京南部で年間およそ1,500台のエアコンクリーニングと、水回り・空室・定期清掃の現場に、お見積りから作業まですべて自分ひとりで伺っています。整理収納アドバイザーの資格を持ち、お掃除のあとの「片づく暮らし」までご提案。移動は清掃道具を積んだ三輪バイクです。

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